議事録records
令和元年 区民文教委員会(11月14日)
理事者報告
2 八丁堀区民館改築に伴う休館について(資料2)
3 阪本こども園(仮称)運営候補事業者の決定について(資料3)
4 令和元年度学習力サポートテストの結果に基づく授業改善に向けた取組について(資料4)
5 令和元年度区立小・中学校児童・生徒体力等調査の結果について(資料5)
6 地方公務員法等の一部を改正する法律に伴う中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部改正について(資料6)
7 図書館システム機器更新に伴う区立図書館の臨時休館について(資料7)
議事録
私からは、資料2の八丁堀区民館の改築に伴う休館について質問させていただきます。
約2年半の長期にわたる休館になるのですが、まず現在の集会室4室の利用状況を教えてください。
そして、この約2年半の休館の間、集会室4室の代替施設としてどちらを利用すればいいのか、その点も教えてください。
そして、高齢者の利用はもちろんですけれども、乳幼児連れの方がいた際に、新しく八丁堀区民館の平面イメージの中に授乳室の文字がないのが気になったんです。授乳室を設けたほうがいいのではないのかなと思いました。もし授乳室を設けなくても、あいている集会室で対応できればいいとも思うんですけれども、集会室が4室とも満室だったときはどのように対応するのか教えてください。
4点目、職員住宅ですけれども、非常事態が発生した場合に必要な災害対策要員の確保も目的となっておりますが、具体的にどのような対応ができる職員にするか、特定の職員が決まっているのであれば、教えてください。
八丁堀区民館の改築に伴います御質問でございますが、まず4室の利用状況についてでございます。
こちらにつきまして、現在、八丁堀区民館におきましては、和室が1部屋、洋室が3部屋という状況でございますが、全体の利用率といたしましては、61.7%というのが平成30年度の利用実績となっているところでございます。このうちの内訳で申しますと、洋室につきましては、おおむね同じような利用率でございますが、和室につきまして、利用率で申しますと、全体の16.2%ということで、この部屋についてのみ利用率が低くなっているという状況でございます。
また、こちらの改築に伴います休館が2年半に及ぶというところもございまして、代替施設というお話がございました。
八丁堀区民館の近隣におきましては、新川の区民館ですとか、新富の区民館といったところが比較的近くにあるところでございます。こういった施設の御利用などについても、同じ京橋地域の区民館ということもございますので、指定管理者と連携しながら利用の告知を図ってまいりたいと考えているところでございます。
また、授乳室のお話がございました。
満室時の対応ということでございますけれども、これまでも過去、区民館で授乳をしたいということでお申し出をいただいたことが何度かございます。そういった場合の対応として、委員からもお話がございましたように、空き室対応ということも行っておりましたが、やはり満室時にお話をいただくこともございます。そういった場合には、私どもの区民館は事務室を備えております。そういった事務室の一隅を御利用いただくような形で、これまでも対応させていただいたことがございますので、そのような形で利用者の皆様にも周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。
また、最後に御質問いただきました職員住宅の機能の部分についてのお話でございますけれども、一般的なお話で申し上げますと、職員住宅に入居する職員については、いずれかの防災拠点の要員ですとか、緊急時に対策をとれるような人員ということになっております。また、直接的なお話とは趣旨が若干異なりますが、職員住宅に住む職員につきましては、地域の町会・自治会の活動にも積極的にかかわっていくということで役割が位置づけられているところでございます。今後も、こういった部分の対応につきましては、職員課や防災課などとも連携しながら対応を図ってまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
済みません。授乳室で1点確認ですけれども、授乳室自体を設ける予定はないということでよろしいですか。
大変失礼いたしました。授乳室の設置という部分についてですけれども、こちらの施設につきましては、今回のこちらの資料2の中にもございますとおり、誰でもトイレですとか、福祉関係の、いわゆるバリアフリー化の部分に重点を置き、対応させていただいたところでございます。非常に限られた敷地の中で、面積的にも厳しい状況の中で対応するということでのお話でございますので、恐縮ではございますが、授乳室については設置することはできないというところでございますけれども、先ほど申し上げましたような事務室部分での対応などを含めまして、区民館全体となって、授乳される方々、お子さん連れの方々にも対応してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
ありがとうございます。
高齢者の方を初め、妊産婦、乳幼児のさまざまな利用者が八丁堀区民館が利用できるように、地域の住民の声を取り入れながら改築していただけるようにお願いしたいと思います。
次に、資料4の学習力サポートテスト結果について質問をさせていただきます。
小学生は全体的に全国よりも上回っていて、理科のみ、ちょっとポイントが少ないんですけれども、中学生になると理科と社会が下回ってきて、社会が急に低下する点について、区としてどのように捉えているか教えてください。
中学校の社会科についてでございますが、社会事象に関する知識・理解の領域と、それから、もう一つは資料活用の技能というところに課題があると考えてございます。これは、実は中学校だけの課題ではなくて、小学校段階から課題としてはずっと継続しているものでございます。中学校において、これが顕著にあらわれてくる理由といたしましては、一つは、単純な理由なんですが、特に社会科については地理、歴史、公民と、小学校よりもさらに細分化され、より内容が難しくなってしまうというところで、そこが顕著になってきているということと、もう一つ考えられるのは、先ほど説明の中で学習習慣の話がちょっと出ましたが、塾等に通い、学習時間としては長いんだけれども、家庭で学習する時間については、やはりちょっと少ない状況が中学校はあります。小学校の社会科を考えますと、ワークテスト、単元ごとにテストをやっているかと思うんです。割と短いスパンで復習をするためのテストをやっていて、記憶を強化する回数が多いと思います。これに対して、中学校は定期考査になりますので、その期間がさらに開いていくというところで、自分でも家庭でもう一度復習をしたりしていく時間がきちんと必要なはずなんですが、ここのところが弱くなっているのではないかということなどが考えられます。そのあたりの捉えとしては、そのように考えてございます。
以上です。
ありがとうございます。
外部の専門家の意見とかも取り入れながら、中央区の小・中学生の学力向上、そして体力向上にも取り組んでいっていただきたいと思います。
次に、資料6の臨時的任用教員について確認をさせてください。
今回、常時勤務する職員に欠員が生じた場合のみ臨時職員が任用できるように厳格化されましたが、今まで臨時職員を任用していて、支障などはなかったのかどうか。そして、今後もそうですけれども、臨時職員に欠員が生じた場合はどのように対応しているか、教えてください。
幼稚園の臨時的任用教員につきましては、委員おっしゃったとおり、常勤の職員に欠員が出た場合に、特別な措置として任用しているところになるかと思います。臨時的任用教員に関しましては、特に支障があったかどうかというところで申しますと、正規の教員とは違い、先ほど言ったように特別な措置としての任用になりますので、選考等を受けていないというところで、それぞれの教員の個人差というのは非常に大きいかと思います。ベテランの方で教職経験があり、一度何かの都合でやめられた方が臨時的任用教員として採用される場合もあれば、大学を卒業したばかりで正規の教員に受からなかったために臨時的任用教員として雇用される方もいて、経験とか、そういったことにもかなり差があるというところはございます。ただ、中央区の幼稚園の臨時的任用教員に関しまして、そのことで何か支障があったということはございません。各園では、園長を中心に、経験年数の浅い臨時的任用教員であれば、きちんと育成しながら、やっていただいているところでございます。
それから、欠員が生じた場合ということですが、この欠員というのは、臨時的任用教員が何かの事情でやめてしまった場合として捉えてございますが、あくまで正規教員に対する特別な措置としての臨時的任用教員ですので、臨時的任用教員をされた方がやめたとしたら、最初に戻って、正規の教員で休まれている方に臨時的任用教員をつけるということで、新たにそこで任用していくような対応になるかと思います。
以上でございます。
ありがとうございます。
園児にとっては、臨時教員も含めたスタッフ全員のスムーズな連携が大切だと思います。今回の改正により園児にしわ寄せがいかないように、区としても現場の実態把握にさらに努めていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。