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議事録records

令和4年 子ども子育て・高齢者特別委員会(6月15日)

理事者報告

1.中央区立八丁堀保育園の指定管理者候補事業者の選定について(資料1)
2.中央区立京橋こども園運営事業者の分社化に伴う指定管理者候補事業者の選定について(資料2)
3.豊海町6番地区における地域貢献施設の利用について(資料3)
4.令和4年度学童クラブの利用状況について(資料4)
5.新川児童館の指定管理者候補事業者の公募について(資料5)
6.HPVワクチンのキャッチアップ接種等の実施について(資料6)
7.子どもの居場所「プレディ」の利用状況について(資料7)

議事録

梶谷委員

私からは、特認校のスクールバスについて質問をさせてください。

本区では、月島地域4か所と城東、常盤、阪本小学校を結ぶスクールバスを運行しております。バスの運行時の運転手以外の先生等の同乗やシートベルトの指導、徹底状況について教えてください。区民の方から、信号待ちで見かけた際に、バスの中で立ち歩いている子がいて心配になったと連絡をいただきました。これまでにアクシデントあるいはインシデントに相当する事案などはありましたでしょうか。それらが起きた際、迅速に共有できる体制になっているのか教えてください。

俣野庶務課長

スクールバス内のマナーに関する御質問でございますが、こちらにつきましては、過去の委員会で何度か答弁をさせていただいたことと、さらに本日、学務課長がおりませんので、私のほうから答弁させていただきます。

委員から御紹介がありましたように、特認校のスクールバスにつきましては、月島地域から城東、常盤、それから阪本の3校に向けて、現在、運行しているところでございます。今、委員から御紹介があったように、シートベルトをしていないですとか、立ち上がってしまったりしている子がいるとかということは、この間、度々、実は報告されてございまして、マナーの向上に向けましては、喫緊の課題というふうに考えているところでございます。

例年、子供たちが長期休業を迎えて、その後の新学期が始まる機会を捉えまして、学務課職員をはじめ、教育委員会事務局職員が順番にバスに同乗いたしまして、子供たちに安全指導を継続的に行っているところでございます。先般の教育委員会の管理職の情報共有におきまして、学務課より報告がありましたところによりますと、とりわけ最近では、阪本小学校へのバスのマナーが少し悪いのではないかというような報告を受けておりまして、現時点におきまして、副校長と協議をしながら、生活指導主任ですか、こういった方々が定期的にバスに乗車しながらマナー指導を行っているところでございます。学年進行がございまして、毎年、必ず新1年生が入学していることも踏まえますと、スクールバス内のマナーの確保、こういった課題につきましては、継続した問題になろうかというふうに考えてございます。今後とも、学校や保護者の方々と協力しながら、子供たちの安全教育に努めてまいりたいと考えているところでございます。

また、不幸中の幸いでございますけれども、バス内におきまして重大な事故が発生したという報告は受けてございません。

以上でございます。

梶谷委員

全国でスクールバスの事故が度々起きております。交通量の多い時間帯にも走行しますので、安全のためにも、乗車マナーについては指導徹底を今後ともよろしくお願いいたします。

次に、私は前委員会もこちらの委員会に所属しておりましたが、4月22日に開催された最後の委員会を、一身上の都合で欠席させていただきました。その際、当会派の渡部恵子議員が代理出席をさせていただき、質問予定として準備をしておりました園児の置き去りについて代理質問をしました。

事故が起きた際、学校や幼稚園においては、定例校長・園長会などで情報共有を深め、危機管理、安全対策に努めていくと答弁があったかと思います。そして、今回、大きく問題となった園児の置き去りですが、本区の保育園では発生していないということで安心しました。ただ、迷子、見失いと、園外に出てしまった事例があったという報告があり、園内での振り返り、事故に当たっての全体への周知、研修というところで改善に取り組んでいると答弁をいただいたかと思います。

今回のケースをはじめ、いわゆるヒヤリハットを含むインシデントについての園内での共有や対応については、区として一律に指導はされているのでしょうか。各園がそれぞれ独自に行っているのでしょうか。園内だけではなく、全体での共有、周知方法について教えてください。

そして、区内には区立園、認可、認証、認可外と様々な形態の園が混在しております。区として、認可以外での事故については、どのように把握されているのでしょうか。さらに、それぞれの園同士はどのように情報共有など、つながりを持てているのか教えてください。

古賀保育課長

保育所における事故の情報の共有ですとか、区からの指導という点でございますけれども、まず各保育所における置き去りを含めた事故の対応、防止の取組というところにつきまして、第一義的には、現場であります各保育所のほうで子供たちの状況ですとか、活動内容、それから職員体制、施設の状況等々に応じまして、個別具体的に取り組んでいただくものと認識しているところでございます。各園のほうでは、国のほうで示されている事故防止のガイドラインを基に、先ほど委員からございましたヒヤリハット報告書ですとか、あるいはお散歩マップですとか、そういったものの作成あるいは情報の共有化だとか、研修に取り組んでいるものと認識してございます。

一方で、各園で起きている様々な事故などの情報共有につきましては、やはり区のほうでもいろいろな事例を共有することで、いろいろな想定、構えができるというところもございますので、例えば園長会におきまして、区内外の事例を基に、そういったものをモデルケースとしまして、集団指導という形で対応の流れ、結果について、どういったものがよかったのかというようなことを具体的に、集団指導の中で研修等に取り組んでございます。また、実務者研修もございまして、そちらの中では、例えばヒヤリハット報告書の作成の仕方あるいは事故報告書の具体的な作成のポイントというものを、実際にそれをつくる保育士に御説明することで、各園の事故防止の取組がより確かになるものというふうに認識しておりますので、今後ともそういったものを実施していきたいと考えております。

認可外の施設につきましては、情報の把握というところでは、直接東京都のほうに報告はいくんですけれども、東京都のほうから、情報共有ということで、区のほうに情報が下りてきます。認可外のほうにつきましても巡回指導を行っていますので、そういった中で個別具体に、そういった事例が見られるケースがあれば、区の委託している事業者のほうから、そういった話についての助言をしております。また、年に1回、事業者、保育園の施設長を呼んでございますので、そういった場でも共有がされているところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

それぞれ御答弁ありがとうございます。

子供たちの安全を守るためにも、保育園においては、リスクマネジメント、クライシスマネジメントの両方を実施していく必要があると思います。そして、情報共有はとても重要だと思いますので、今後ともホウレンソウの徹底をよろしくお願いいたします。

最後に、今年度より都立学校において、ブラック校則と言われている5項目について廃止となりました。本区のブラック校則についての考え、さらに本区の区立中学校での、今回廃止となった5項目の校則について確認をさせてください。

小林指導室長

まず、ブラック校則という捉え方ですけれども、今、一般的にそういう言葉が使われておりますが、人権に配慮が足りないものであるとか、あるいは教育の目的に合致しないものが、いわゆるブラック校則というものなのかなということで認識しているところでございます。

 今回、都立高校につきましては、その5項目というのは、例えば髪を黒に染めなさいとか、ツーブロックを禁止しますということ、それから自宅謹慎をしなさいということとか、下着の色の指定ということ、そして高校生らしいなど表現が曖昧で誤解を招く指導というのが、いわゆる5項目に挙がっております。この中で、やはりちょっとここはというところが、最後の高校生らしいなどというところですけれども、本区でいうと、中学生にはしっかりと中学生としての自覚を持ってもらうということで、中学生らしいという決まりは必要かなというふうに思っているところです。

 御存じのとおり、あくまで校則につきましては、校長が定めるものでございます。こちらのほうとしては、社会の変化であるとか、そういうことを見極めてもらう、あるいは児童・生徒が納得できるルールということで、改めて校長のほうには、各学校の決まりというものを見直してもらうということで努めているところでございます。今言われました高校生らしい以外のところにつきましては、本区の状態では、特にその校則は入っておりません。

 以上でございます。

梶谷委員

ブラック校則が大きく問題となった下着の色の指定や髪の毛を一律に黒に染めるなどについては、中央区でも対応しているということで安心をしました。また、成長過程において、中学生らしいという表現は、一概に悪い表現ではないだろうなと私も思います。なので、みんなで納得をしてルールを守る社会づくりを学んでほしいと思います。

以上で終わります。

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