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議事録records

令和3年 福祉保健委員会(2月12日)

理事者報告

1.国民健康保険料算定における特別控除の追加について(資料1)
2.中央区立晴海児童館等複合施設の指定管理者候補事業者の決定について(資料2)
3.第8期介護保険料の設定等について(資料3)
4.指定居宅介護支援の事業に係る基準等の変更等について(資料4)
5.食品衛生法の改正等に伴う事務手数料の変更等について(資料5)
6.新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について(資料6)

議事録

梶谷委員

★理事者報告に対して

私からは1点、資料2の中央区立晴海児童館等複合施設の指定管理者候補事業者の決定について質問をさせていただきます。

資料によれば、今回の選定について、公募に応じた事業者は1事業者のみでした。選定委員による評価を見ると、評価項目について、全体としては基準点の6割を上回っているものの、その他提出書類等に基づく評価は約63%、既存施設の運営状況の評価については68.5%と、必ずしも高評価とは言い難い結果であったと思います。今回の1者入札及び選定委員による評価に対する区の御見解、さらに晴海こども園、晴海児童館のスムーズな運営に向けての区の御決意を改めて伺いたいと思います。

阿部子ども家庭支援センター所長

今回、1者しか応募がなかったというところですけれども、実際、施設の説明会には3者参加していただいたところです。参加された事業者などにも、そのとき、ちょっとお話をお伺いしたんですけれども、実際に施設を見て運営状況を確認したところ、現在運営しているライクアカデミーという事業者の運営が行き届いているように感じられたということです。つまり特段問題がないというところで、現在運営している事業者に対抗しても、なかなか選定されないというような一般的な状況があるので、これだけの提案書類をそろえて出しても、結局、今の事業者に特に問題がないのであれば、ほかの事業者が手を上げてもなかなか選定される見込みがないというふうに思うというお話を聞いております。一般的にそうなのではないかと考えております。

また、確かに、例えばその他提出書類等に基づく評価ですとか、6割は超えているものの、高評価ではないところもあるんですけれども、ライクアカデミーは創業30年以上で372か所の事業実績もありますし、経常損益や当期損益は黒字を確保しているというような評価も出ておりますので、特に運営上、問題なくやっていけるということで、選定委員の皆様も、こちらの事業者で安定的な運営の実現性が担保されているというふうに考えられて、こちらに決定したところです。やはりこれまでの実績もありますし、利用者の方々にも喜ばれている施設でありますので、今後もまたアンケート等、利用者の声を聞き、改善するところがあれば改善していきながら、やっていきたいと考えておりますので、引き続き、こちらの事業者に運営を任せていきたいと考えております。

以上です。

田中福祉保健部長

晴海の複合施設でございますが、今、子ども家庭支援センター所長のほうから、今回の評価の部分について答弁をさせていただいたところでございます。基本的に、施設の中で、保育園といいながらも、認定こども園という形で区で初めて運営を始めたというところ、それから、そこで一時預かり保育を行っているというところ、また、児童館においても、実は、これまで区で持っている児童館の中でも一番規模の大きい児童館で、主に中高生対応を中心にできるといった特徴を持った施設となってございます。そういった中で、やはり選定委員会の評価といいますか、その中でできることは限られている部分もあろうかと思いますし、今行っている事業者は施設の特徴をよく知っておりますので、そういった意味では、その部分での提案はあったというふうに認識をしております。

ただ、一方で、10年はたっておりますが、この10年の中で様々なお声をいただいているところでございます。決して順風満帆に全てが安全で運営されていたというふうには認識をしてございませんで、そういった意味では、まだまだ改善の余地があろうかというふうに思ってございます。

一方で、現状の施設の運営を行うに足り得るという判断が選定委員会の中でされたというふうに認識してございますので、今後、今までの10年間の蓄積を踏まえて、さらに安全で安心して、なおかつ使いやすい施設となるような努力、これはまだまだ工夫の余地があると思っておりますので、その辺も含めて対応してまいりたいというふうに思ってございます。

梶谷委員

詳しくありがとうございます。今回の事業者に丸投げするのではなくて、区と事業者との連携を密にして、区としても責任を持って今後も運営に当たっていただきたいと思います。

以上です。

梶谷委員

★議題に対して

私から、子供の食品による窒息、誤嚥の予防策について、節分行事が過ぎましたので、昨年の予算特別委員会に引き続き、確認をさせてください。

厚生労働省の調査によれば、食品の誤嚥で窒息死した5歳以下の子供は、2014年からの6年間で合計73人に上り、昨年には4歳児が保育施設で豆を食べて意識を失い、死亡するという痛ましい事故が起こっています。昨年の事故を受けて、本年1月20日、内閣府子ども・子育て本部参事官付、消費者庁消費者安全課、文部科学省初等中等教育局幼児教育課、厚生労働省子ども家庭局総務課少子化総合対策室、厚生労働省子ども家庭局保育課の連名で各都道府県担当部局宛てに、節分の豆等の食品による子どもの窒息事故の予防に向けた注意喚起についてという事務連絡を発出し、消費者庁作成の注意喚起資料、食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―の周知を促しました。

さて、今年の節分は2月2日でした。コロナ禍の緊急事態宣言下にあり、大々的な豆まきの行事は各方面で自粛されたと思います。今回の国による通知について、本区の担当課はこの通知を受け取られましたでしょうか。そして、この通知内容を遅滞なく各施設に通知されましたでしょうか。区立の保育園、認定こども園だけでなく、区内全ての保育園等に周知徹底されたのでしょうか、確認をさせてください。

溝口子育て支援課長

今、委員から御案内いただきました通知でございますけれども、東京都を通じて、私ども中央区のほうにも通知は受けているところでございます。あわせて、消費者庁のニュースリリースの通知も一緒に受けているところでございます。これにつきましては、1月に受けて、区内の区立、私立保育園、また認定こども園、小規模等、全園にすぐ通知をしたところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

昨年の予算特別委員会の中で、区立保育園、認定こども園での豆まきについて確認をした際に、16園で節分行事として実施をしていて、3歳から5歳児クラスで実際の大豆を使って豆まきをしていることを確認しております。さらに、実際に数粒提供している園も数園ありました。今回の国による通知を受けて、今年の本区の保育園、認定こども園では、節分の豆まきについてどのように対応したのでしょうか、教えていただきたいと思います。

溝口子育て支援課長

節分行事でございますが、まず現在、行事につきましては、コロナ禍というところで、保育園におきましては、今まで縦割りの複数クラスでやっていたものも、単独のそれぞれのクラスで、また人数も密にならないように、換気をしており、節分も同じような行事の一つとして行う場合の注意喚起を図っているところでございます。

今年の2月2日の節分につきましては、区立保育園、認定こども園、合わせて16園ございますが、1園コロナで臨時休園しておりましたので、15園で実施したところでございます。やり方も、例年ですと、乳児クラスの2歳児クラスのところに年長クラスの園児が鬼役となってやったりということをしておりますが、今年は実施に当たってはクラスごとに、教室であったり、ホール等で実施をしております。

実際のやり方でございますけれども、半数ぐらいが今までと同じように大豆を投げているところもございますが、保育士が見て、一方向から鬼に向かって投げるというやり方で、やる前にも保育士が園児に注意喚起をしている園、また、そのほかは新聞紙等を丸めて投げたり、カラーボールを大豆に代えて豆まきをやってございます。また、豆を食べていたところにつきましては、消費者庁のほうからも5歳児以下は食べさせないようにという通知が今年出されましたので、福の神からおひねりという形で、ふだん食べているおせんべい等を食べて節分の行事をやっていたところでございます。これからも危機管理意識をきちんと持ちながら、伝統行事である節分の豆まきを安全に実施していきたいと考えてございます。

以上でございます。

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