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議事録records

令和2年 コロナウイルス・防災等対策特別委員会 (7月16日)

理事者報告

1.中央区PCR検査センター開設期間の延長について(資料1)
2.新型コロナウイルス感染症への対応について(追加資料1)

議事録

梶谷委員

私からは、3つ大きく質問をさせていただきます。

まず、コロナの関連ですけれども、保育施設、学校、高齢者施設で感染者が今後出た場合、施設名を実名で公開するかどうか、各自治体により対応は様々です。匿名だとうわさがうわさを呼ぶ。緊急時は情報をあえて公開をして、住民の信頼と理解を得ることが重要と判断し、公開している自治体もあります。中央区では、学校教員が新型コロナウイルスに罹患した際、学校名を公表しませんでした。高齢者施設で新型コロナウイルスの集団発生が起きた際は、施設名が報道されました。今後の保育施設、学校、高齢者施設で感染者が出た場合、施設名を実名で公開するかどうか、方針と今後どのように決めるのか教えてください。

次に、避難所のホテルの活用について質問をします。

一般質問の際に、観光庁が行った調査において、条件が合えば避難所としての施設活用に協力する意向を示した施設の情報を自治体に知らせている中で、中央区で避難所としての施設活用に協力する意向を示したホテルはあったか、質問をさせていただきました。答弁で、情報提供を受けたとお聞きしましたが、具体的に何件、そして、その後のホテルとの協議の進捗状況などを教えてください。

最後に、防災ラジオについて質問をします。

第二回定例会では、新型コロナウイルスの感染防止策として、議場での出席議員を半分にして、防災ラジオを使って中央エフエムでの傍聴を行いました。改めて防災ラジオの存在に注目しました。そこで、疑問が湧いたのですが、聴覚障害がある方への防災ラジオに代替するものはあるのかどうか、教えてください。

以上3点お願いします。

田中福祉保健部長

コロナの感染者が出た場合の保育園、学校、高齢者施設の公表の考え方でございますけれども、基本的に、コロナの感染に関しましては、公表しないというのが原則になっております。これは、やはり風評被害のこともございますが、その後、いろいろな感染経路、その他を追いかける調査の中で、どうしてもいろいろなことをやっていかなければならない。そこのところの個人情報の保護の観点から、これは本区というよりは、東京都あるいは全国的な取組として、原則非公開といいますか、公表しないというのが決まりとなってございます。

例えば、先ほどの高齢者施設でのクラスターが発生した場合につきましては、運営している民間の事業者が、事業者の判断として公表をしております。ですので、そうした場合につきましては、区のほうも区内での施設がという公表をさせていただいておりますが、基本的に、これは事業者の方々の判断で行っているというふうに考えてございます。

また、原則公表しないという話をしておりますが、我々としても、先ほど健康推進課長もお話ししましたように、感染拡大防止のために、これは公表せざるを得ないという判断があれば、それに関しては公表せざるを得ないかなというふうに考えております。ですので、一律にするしないということではなくて、その場の状況によってというふうな形で考えているところでございます。

岡田防災課長

私からは、国から来たホテルの協定に関する通知でございます。

こちらの通知につきましては、通知が届いた際に国のほうに確認いたしまして、この取扱いについてどうしていくべきかということで確認させていただいたところですけれども、その際に、こちらについては、特に情報公開を前提としたホテルのリストではないということを受けまして、基本的には公表しておりません。

協定に向けた進捗状況でございますが、こちらは、避難所がいっぱいになった場合に、確保していくホテルとして、それと併せまして、福祉避難所の観点もございますので、現在、高齢者福祉課と連携・協力しながら、どういった方にホテルのほうに移っていただくのかということの調整をしているところでございます。交渉につきましては、近々にホテル側に交渉を進めていきたいというふうに考えております。

以上でございます。

菅沼危機管理課長

私から、緊急告知ラジオ、特に聴覚障害の方に対して速やかなる重要な情報の伝達という観点で答弁させていただきます。

2つございまして、まず前提となりますのは、聴覚障害の方におかれましては、ぜひ携帯電話を所持していただきたいというところがございます。1つは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の4社から、プッシュ型といいまして、緊急速報メール、具体的に言いますと、地震速報ですとか、津波の警報であったり、災害に直結する緊急速報メールがダイレクトに、先ほど言った4社のほうからプッシュ通知、一方的に通知されるという機能が、まず1つございます。

それから、2つ目は、今月、7月1日から、私どもはオペレーションの事業者を変えまして、ちゅうおう安全・安心メール、実は、昨日も日本橋の町会にお伺いする機会を持たせていただいた中で広報してきたんですけれども、新しくちゅうおう安全・安心メールにぜひ御加入していただきたいと思っております。登録者におきましては、今の地震情報とか津波情報に加えて、荒川洪水予報とか、神田川の洪水予報、あるいは先ほど前委員から出ました熱中症に対する情報等々が発信されてございますので、聴覚障害の方でも、そういったメールが届いて、今、こういう状況になっているんだといった情報が速やかに伝達される。そういったことが代替となるというふうに考えてございます。

以上でございます。

梶谷委員

それぞれありがとうございます。

情報公開に関しては、人権の配慮などを考えて、公表すべきではないとの意見もある一方で、うわさがうわさを呼び、不安が募る懸念もあります。どちらもメリットとデメリットがある中で、中央区としての方針を改めて確認させていただきました。今後、区民の方から問合せが来ても、ちゃんと区の方針を伝えていきたいと思います。

次に、避難所のホテルの活用については、具体的に件数は公表できないということで、協定を結ぶことができたら、ホテル名を公表していただけるのでしょうか。その点1点確認させてください。

防災ラジオについては、防災ラジオとしてではなくて、ちゅうおう安全・安心メール、あとプッシュ型の緊急速報メールがあるということで安心いたしました。たすけあい名簿等も使って、一人でも多くの区民に対し、取り残すことのないよう今後もよろしくお願いいたします。

1点だけ確認をさせてください。お願いします。

岡田防災課長

協定を結んだ場合のホテルの公表につきましては、当然のことながら、公表させていただきます。

以上でございます。

梶谷委員

ありがとうございます。

いつ起きてもおかしくないのが災害ですので、迅速に対応していただき、具体的に決まりましたら御連絡をいただけたらうれしいです。

以上で質問を終わります。

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