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議事録records

令和3年 環境建設委員会(12月10日)

理事者報告

1.「中央区総合交通計画」中間のまとめについて(資料1)
2.首都高速道路通行車両の新場橋への接触事故について(資料2)
3.用途地域等の変更について(資料3)

議事録

梶谷委員

★知事者報告に対して

私からは、資料1から質問をさせていただきます。

72ページに江戸バスの運行改善がありますが、平成21年12月1日より導入されたコミュニティバス、江戸バスのベビーカーの利用について確認をさせていただきます。

中央区のホームページには、原則として、ベビーカーは折りたたんで乗車することとされております。やむを得ずたためない場合、車内では保護者の責任でベビーカーをしっかりと固定しなければなりません。さらに、車椅子の方が乗車される場合には、車椅子の方が優先されるので、乗車をお断りすることがあるとのことでした。特に、ベビーカーをたたんで乗車することが難しい多胎児、双子などの保護者にとって、安心して江戸バスに乗車できない状況は改善していく必要があると思います。

この中間まとめの中で、81ページには二人乗りベビーカーの乗車環境整備も盛り込まれております。都営バスでは、本年6月から二人乗りベビーカーに子供を乗せたまま乗車できる取扱いを全ての路線で実施しています。江戸バスの利用状況、利用率等も勘案して、ユニバーサルデザインの視点から、小型の江戸バスであっても、ベビーカーも安心して乗車できる環境を整備していく必要があるのではないかと思いますが、本区の御見解を教えてください。

三留環境政策課長(参事)

江戸バスにおいてのベビーカーの取扱いということでございます。

委員に御案内いただきましたように、現状、原則としてそういうふうな形で対応をさせていただいているところでございます。一人乗りのベビーカー、それから折りたためるもの、それから、乗車されている方が少ない場合であるとか、方向転換ができるようなところであれば、二人乗りのベビーカーに関しても御利用いただいているというふうに聞いてございます。委員に御案内いただきましたように、都営バスでは、二人乗りのベビーカーに関して通常使えるように対応されているということでこちらも把握してございますので、今回、この計画の中でも書き込みをさせていただいているところでございます。

委員が先ほども御質問の中でおっしゃったとおり、都バスの通常のバスと江戸バスの車体の大きさ、それから乗客に乗っていただくスペースの問題といったところで、物理的空間での対応で、なかなか常時それを可能にするというのが、現状、不可能な状況であるということは認識しております。とはいいながらも、委員に御案内いただきましたように、臨機応変にその辺は対応させていただいているというのが現状でございますので、そういった形で御利用の方が肩身の狭い思いをされないように、また、それ以外の乗客の皆様にも御協力をいただけるように、江戸バスもしくはそういったバスの中に掲示をさせていただいて、お願いをしながら、現状、対応をしているところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

御答弁ありがとうございます。

72ページの中に、技術開発の動向を見ながら、より一層環境に配慮した車両の導入を検討とあります。ぜひ、環境だけではなくて、ユニバーサルデザインの視点も含めた車両の導入をしてほしいと思います。

以上です。

梶谷委員

★議題に対して

引き続き、お願いします。

 佃・月島エリアで利用されている人の移動をサポートするロボットのラクロ、そして、区内で実証実験を行った際はテレビでも報道されて注目を集めました自動宅配ロボットのデリロについてお伺いします。

 無人で宅配するデリロは、特に事業者サイドからするとコストカットにつながるものだと思いますが、実際、公道である歩道を走行するラクロやデリロは、歩行者や自転車、ベビーカーなどの通行の妨げとなっています。とても性能が優れており、人や物を感知すると、ぶつかる前に止まるようになっているのですが、逆に、これがとても危険な状況をもたらしております。車椅子利用者やつえをついて歩行されている方々、乳幼児やベビーカー等の方々が後ろを歩いており、ロボットが急に止まったとき、場合によっては転倒し、けがを負わないか、非常に心配しております。ラクロやデリロは先端技術を活用した非常に利便性の高いものであるとは思いますが、歩道を歩く人々に危険をもたらすものであっては本末転倒だと思います。区民の安全を確保する観点から、ラクロやデリロに対する本区の御見解を教えてください。

永田副参事(交通安全対策・特命担当)

ただいま佃、月島地区で運行しておりますラクロ、それからデリロに関してでございます。

まず、ラクロ、デリロにつきましては、今、小型のモビリティを導入していく上で行っているもので、法律上は電動車椅子であるとか歩行用補助車に該当するものでございます。したがいまして、法律上は歩行者とみなされるということで警察庁から見解が示されておりますので、したがいまして、車両のようなものですけれども、歩道を走行することができるという状況になっております。

また、委員が御案内のとおり、レーダーであるとか、センサーによりまして、目の前の障害物あるいは人を感知すると、まず止まるという動作をするんです。したがいまして、これが安全対策ではあるんですけれども、一方で、そういう動きを分からないまま後ろを追従していると、確かに、そのまま前を見ていないとぶつかるという状況もあります。これについては、実証実験を行う際、あるいは運行する際、事業者の係員がおりますので、そちらのほうで声かけをしたりであるとか、あるいは周囲の安全を確認するというふうに聞いております。もともと実証実験がしやすい、比較的歩道の広い場所を選定しているはずではあるんですが、当然、歩行者の状況というのはその時々によって変わってきますので、混雑しているような状況では、特に周囲の歩行者に気をつけて運行するように、事業者に対しては、警察、関係機関と連携して、安全な運行をしていただくように周知・依頼していきたいと考えております。

以上です。

梶谷委員

私は佃に住んでいるんですけれども、ラクロの拠点がそこにありまして、日々、ラクロが通っているのを目にしているんです。清澄通りなどの歩道の幅が広い大通りだけではなくて、西仲通りとか佃大通りのちょっと狭いところの歩道も走行していて、最近、大変危険と地元の方から不安の声が上がっております。見た目がかわいらしいロボットなので、子供がどうしても注目してしまって、駆け寄る際に自転車と接触事故を起こしそうになった子もいました。今後の対策として、区としても、事業者と安全な歩行空間の確保について引き続き話合いをしていただければと思います。よろしくお願いします。

以上です。

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