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議事録records

令和4年 環境建設委員会(4月20日)

理事者報告

1.「中央区総合交通計画2022」について(資料1)
2.「令和4年度中央区一般廃棄物処理実施計画」の策定について(資料2)
3.「中央区災害廃棄物処理計画」の策定について(資料3)
4.KK線及び京橋三丁目東地区に係る都市計画について(資料4)

議事録

梶谷委員

私からは、資料1の中央区総合交通計画2022の中から1点質問、確認をさせてください。

28ページに記載されているコミュニティサイクルについて伺います。

本区内にはサイクルポートが66か所設置されており、年々利用実績も増えていることが分かります。43ページの交通事故の発生状況でも、区内における交通事故の自転車関与率が年々増加していることが報告されています。コミュニティサイクル利用者のどのような事故が発生しているのか、事故が発生した場合の補償の在り方について確認させていただきたいと思います。お願いします。

落合交通課長

コミュニティサイクルによる事故についてでございます。

区内のコミュニティサイクルの事故、令和3年度につきましては、39件発生している状況でございます。一番多いのが車両との接触ということで22件、自転車同士が6件、自損事故が6件、歩行者との接触が5件といった状況になっております。

これらの事故による補償については、コミュニティサイクルに付帯しております保険が全て適用されたというふうに聞いております。具体的には、付帯保険ではコミュニティサイクルの利用者のけがなどに対して、死亡、後遺障害や入院、通院に対し補償を受けることができると。また、個人会員の方に対しましては、対人・対物の補償も追加で付帯されているというふうに聞いているところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

細かく御答弁ありがとうございます。

コミュニティサイクルも事故が多発している状況だと思います。悲惨な事故を未然に防ぐために、道路交通のマナー向上に向けて、区としての積極的な啓発活動の展開を今後ともよろしくお願いします。

梶谷委員

★議題に対して

私からも何点か質問をさせていただきます。

昨日、4月19日に電動キックボードの運転免許が不要となる改正道路交通法が可決、成立しました。便利で使い勝手がいいと人気の次世代の乗り物として新事業特例制度の認定を受け、中央区でも電動キックボードのシェアリングサービスが開始されておりました。しかし、ルールを無視した危険な走行が相次いでおり、横断歩道を斜めに走行したり、逆走、交通ルール無視、手でスマホを持つ、ながら運転も問題になっております。

電動キックボードに乗る場合は、ヘルメットの着用は任意、ほかのルールはほぼ原付バイクと同じ扱いで、車道の左側を走る必要があり、歩道での走行は現在禁止されております。今回の道交法改正では、最高速度20キロ以下で自転車相当の大きさの電動キックボードの場合、16歳以上は免許が不要になるなどルールが一部緩和され、2年以内をめどに施行されます。免許を持たず、交通ルールへの理解が十分ではない人々の利用が増えるのは危険だと思います。警視庁によると、全国における電動キックボード利用者の違反は、2020年9月からの6か月間で168件、そのうち86件は歩道などを走行する違反だったそうです。利用する側の安全意識の向上が求められると思いますが、区の御見解を教えてください。

落合交通課長

電動キックボードについてでございます。

電動キックボードは、現在、法的根拠の下、実証実験が行われている状況でございます。そういう中、衆議院で道路交通法の改正が可決された^ところでございますが、本区におきましては、都心の中心である、また、非常に交通量の多い幹線道路も抱えている状況でございます。こういった中で電動キックボードが区の中にしっかりと溶け込んでいけるのかどうかといった地域の方々の声なども聞こえてくるところでございます。そういった中においては、例えば通行できるところ、また禁止すべきところを、地域の皆様の声をしっかり聞いて制度化できるような仕組みを、法整備のできる国や関係機関に要望していきたいというふうに考えているところでございます。

安全については、こちらは自転車に準ずるものと規定されているということから、規制対象であるということでございます。そうしたことから、交通管理者、また地元の方々とともに、交通安全週間などの機会を捉えながら、しっかりと安全マナー、ルールの徹底の周知を行っていく、強化していく必要があるというふうに考えているところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

事故は十分に予測される状況だと思いますので、悲惨な事故を未然に防ぐためにも、法整備をはじめ、積極的な啓発活動の展開をよろしくお願いします。

先日、前後に子供を乗せ走行していた自転車が横転し、前に乗っていた3歳の子供がトラックにひかれ亡くなる事故が発生しました。ヘルメットを着用していなかったことも報道にありましたが、今回の電動キックボードもヘルメット着用が任意となります。どれだけ危険なことか皆さんもお分かりだと思います。

先ほどもコミュニティサイクルでの質問で事故件数についてお聞きしましたが、電動キックボードでの事故発生の報告はありましたでしょうか。確認させてください。

落合交通課長

電動キックボードでの事故についてでございます。

令和3年度におきまして、区内4警察署から電動キックボードでの事故の報告というのは受けていないところでございます。しかしながら、交通違反となります信号無視だとか、歩道の通行といった交通違反の取締りを強化しているというふうに各警察署から聞いているところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

ありがとうございます。

4月13日に日本橋エリアにて、交差点で電動キックボードが横転して警察と救急車が出動する騒ぎがあったとSNSで拝見をしたので、確認をさせていただきました。電動キックボードの利用者が増えることを考えると、事故を未然に防ぐための啓発活動がとても重要だと思います。乳幼児も高齢者も安全・安心なまちであるためにも、区としての走行マナーの向上に向けて積極的な啓発活動の展開を今後もお願いいたします。

最近では、子供が自転車事故で加害者となってしまうケースも増えてきております。自転車ルールはもちろんですが、自転車の保険についても併せて普及啓発に取り組まないといけないと思います。本区では、TSマーク取得費用助成事業を行っておりますが、この事業の実績について教えてください。

落合交通課長

TSマークの助成事業についてでございます。

TSマークは、自転車安全整備士が点検や整備を行った普通自転車につけられるマークでございます。このマークのついた自転車には、付帯保険として傷害補償と賠償責任補償がついております。区内の区が指定した自転車安全整備店で点検・整備した自転車の費用に対して1,000円の助成を行っているものでございます。令和3年度におきましては、実績としまして584件の申請をいただきまして、助成を行ったところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

自転車走行における安全意識の向上にもつながるTSマークの取得について、今後も区として積極的に啓発活動を展開していただきたいと思います。

以上です。

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