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令和2年 予算特別委員会 (第5日 3月13日)

議事録

梶谷委員

★環境土木費

まず、各会計予算説明書182ページ、4、コミュニティサイクル事業に計上されている5,312万2千円について質問いたします。

コミュニティサイクル利用者やサイクルポートの増加を踏まえ、さらなる利便向上を図るために、自転車を300台増車するということで、平成31年度予算のコミュニティサイクル事業31万9千円に5,280万3千円を追加計上されたと思います。

まず、令和2年度から本格実施ということで、今回、充実事業として力を入れておりますが、このコミュニティサイクル事業に対する中央区の基本的な考え方を、利便性と安全性の両面から教えていただきたいと思います。

三留環境政策課長

コミュニティサイクルの利便性と安全性についてということでございます。

まず、利便性につきましては、広域連携10区がかなってございますので、かなり広範囲に稼動ができる。それから、何をおいても自転車はエコでございますので、自動車から自転車といった形での環境に配慮した乗り物であるというふうに認識してございます。

安全性につきましては、やはり自転車の交通安全問題については、いろいろと御意見をいただいているところで、交通安全の確保というものも十分に対応していかなければいけないものであるというふうに認識してございます。相反するような事柄でございますけれども、自転車対策、自転車の施策については、両巨頭のような問題であるというふうに思ってございます。

以上でございます。

梶谷委員

御答弁ありがとうございます。

今回、利用者やサイクルポートの増加に伴い、利便性向上のために、自転車を増車するということですが、私は、そのためには、歩行者も含め、道路での安全確保のために、自転車走行のルール、マナーの周知徹底が必要不可欠だと思います。

交通事故全体に占める自転車事故の割合は、年々増加しております。警視庁のホームページによると、東京都では2019年は39%に上り、全体の事故件数は2018年と比較して6.5%減少しているのに、自転車の事故は年々増加しております。資料187の区内自転車事故件数を見ましても、2017年から増加しております。事故を未然に防ぐためにも、まずは自転車走行のルールやマナーの周知徹底の取組が急務だと思います。

そこで、私は、東京都発行の自転車シェアリングの安全で快適な利用案内や、警視庁の自転車利用安全五則などのチラシを、様々な機会を捉えて区民の方に配布したり、多くの区民の目に入るよう努力をしていくべきかと思いますが、区の御見解はいかがでしょうか。

畔上副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)

自転車事故の関係でございます。

中央区内、令和元年中、自転車が関与する事故が282件ございまして、前年比プラス7件ということで、増加傾向にございます。先ほど委員のおっしゃった関与率でございますけれども、関与率につきましては34.3%ということで、都内の平均に比べると低い状況がございます。区におきましても、これまで自転車安全利用五則等につきまして、区のおしらせやホームページ等で周知を図ってきたところでございます。また、警察、また道路管理者である第一建設事務所と連携して、自転車マナー向上キャンペーンを街頭で行っておりまして、その都度、自転車のマナー、乗り方等を指導しているところでございます。今後も自転車事故を少なくするため、引き続き指導、周知のほうを進めていきたいと考えております。

以上です。

三留環境政策課長

私のほうから、ちょっと補足をさせていただきます。

コミュニティサイクルを御利用いただくときの契約事項の中にも、自転車安全利用五則が載ってございますし、そちらを遵守するという形での契約行為になってございます。また、パンフレット等にもそういった案内を載せてございます。

以上でございます。

梶谷委員

現在も様々な自転車走行のルールやマナーの周知徹底に取り組んでいただいているということで、理解をいたしました。

最近では、未成年の学生が加害者になってしまう事故も多く発生しております。今月4日にも、都内で女子高校生の乗った自転車が2歳の子供をはねてしまい、子供が重傷を負う事故が発生しました。小・中学校では、交通安全指導として定期的に指導を行っていると思います。子供たち、そして親御さんの目にも入る形で、家族で話し合える機会をつくれるように自転車ルールの徹底と、先ほども前委員より保険のお話がありましたが、保険加入への指導を行ってほしいと思います。

以前、だっこひもで赤ちゃんをだっこして自転車を走行している親御さんを多く見かけることについて、委員会で問題提起をさせていただきました。東京都と警視庁が発行しているリーフレットを各児童館や子育て交流サロン、あかちゃん天国に置くように手配していただきましたが、いまだに多く見かけるのが現実です。私も生活必需品として電動自転車を愛用しておりますが、一方、一人の歩行者として見れば、電動自転車が怖いと思うときもあります。電動自転車の安全性の確保のために、今後も全力で取り組んでほしいと思います。

次に、各会計予算説明書183ページ、1、環境保全の推進事業について質問いたします。

昨年の平成31年度予算には、この項目の中で地域クリーンパトロールの展開として、4,462万円の予算が組まれておりましたが、今年の予算書には記載がありません。確認させてください。

石田環境推進課長

歩きたばことポイ捨ての条例の管轄が、4月から福祉保健部のほうに変わりますので、大体の部分がそちらの受動喫煙防止の科目のほうに移っているということでございます。

梶谷委員

福祉保健費のほうに入っているということで、確認をいたしました。

地域クリーンパトロールは、これまでシルバー人材の方々を雇用されながら、長い間お取り組みいただいていることは認識しております。これからは所管が変わりますが、きれいなまちづくりという目的は変わりませんので、今後もお取り組みをお願いいたします。

以上です。

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