かじがや優香オフィシャルサイト

議事録records

令和2年 予算特別委員会 (第7日 3月17日)

議事録

梶谷委員

★教育費

まず、各会計予算説明書の202ページ、1、小学校管理事業、(2)スクールバスの運行に計上されている1億2,205万2千円について質問いたします。

平成30年度決算では7,289万6,000円、平成31年度予算は1億823万8千円と年々増額傾向です。具体的に増加している理由を教えてください。

植木学務課長

スクールバスの予算についてでございます。

令和2年度につきましては、中型バス1台が増加というところと、あと運転手の人件費というところで、単価が1台当たり15%増と今回増えたものでございます。

以上でございます。

梶谷委員

中型バス1台増加と、あと運転手の単価が1台当たり15%増えたということで理解いたしました。

次に、各会計予算説明書の213ページ、1、図書館管理事業、(5)本の森ちゅうおう(仮称)の整備について質問いたします。

平成30年9月の区民文教委員会の資料によりますと、本の森ちゅうおうは子供から大人まで誰もが親しみを持って利用でき、歴史・文化を未来へ伝える地域の生涯学習拠点ということです。施設活用の方向性として地域の学習拠点である図書館、郷土資料館及び生涯学習機能を融合させると書いてあります。

改めて本の森ちゅうおう設立の理念、目標、構想を本の森という言葉の意味も含めて教えていただきたいと思います。

志賀谷図書文化財課長

本の森ちゅうおうにつきましては、委員お話しのとおり、子供から大人まで誰もが親しみを持って利用でき、歴史・文化を未来に伝える地域の生涯学習拠点といたしまして、お子様から大人まで図書館、あるいは郷土資料館の様々な利用の仕方があると思いますが、そういった方たち皆さんが自分のスタイルに合わせて御利用いただけるような施設、例えば図書館ですと、これまでは静かに読書をするというところが一般的でございましたが、お子様については多少ざわつく空間でも構わないですとか、そういった様々な利用スタイルに沿った施設にしていきたいと考えているところでございます。

以上でございます。

長嶋教育委員会事務局次長

少し補足をさせていただきます。今の話は図書館サービスの充実という分野となっています。以前、私どものほうで議会のほうにも御報告させていただきましたけれども、ただ単に図書館を充実させるというだけじゃなくて、今回の新しい施設のコンセプトといたしましては、まず1つとしては、図書、資料だけじゃなくて中央区の魅力全体を発信するような、そういった施設にしたいというのが1つございます。新しい住民が増える中、郷土愛の育成とか、中央区に対して参加意識を持ってもらうため、そういった意味で、中央区の魅力、観光情報なども含めて広く発信していきたいというのが1点ございます。それと、子供の読書活動の推進、こちらのほうにも力を入れていきたいという基本的なもの、あと最後は図書館サービスの充実ということで、この3点を基本的な視点として今回本の森ちゅうおうの運営を考えているというところでございます。

また、本の森というお話につきましては、こちらは2階がちょっと公園のようなスペースになっていまして、落ち着いた雰囲気の中で読書なり、そういった調べ物をゆっくりと楽しんでもらいたいというような意味を込めて本の森というような名前を、仮称でございますけれどもつけさせていただいたという形になってございます。

私からは以上です。

梶谷委員

詳しくありがとうございます。少し気になったんですけれども、本の森ちゅうおう(仮称)の仮称という部分はいつ取れるのか、確認してもいいですか。

お願いします。

長嶋教育委員会事務局次長

まだ本の森ちゅうおうにつきましては建設中ということでございますので、実際に建築が完成してオープンに向かって、例えば設置条例の制定ですとか、そういう段階で基本的には正式に決めていきたいというふうに考えでございます。

以上です。

梶谷委員

完成したら仮称が取れるということで認識いたしました。ありがとうございます。

今回、2階のフロアが子供の専用フロアになるということですが、ベビーカーで訪れる保護者の方々に優しい造りになっているのでしょうか。施設のイメージにも、親子連れや高齢者など全ての来館者が快適に利用できる館内設備として挙げられております。そして、ベビーカー置き場ですが、設計図の中に授乳室の横にバギー置き場があります。この子供エリアからするととても狭い気がしますが、ほかにベビーカー置き場を設置する予定はありますでしょうか、教えてください。

志賀谷図書文化財課長

ベビーカーの置き場につきましては、先ほどのベビーカー置き場のほかに、1階、2階それぞれにベビーカーを置ける場所を今考えているところでございます。合計で今30台ほど置けるような形を考えているところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

ベビーカーを押しながら書庫を回れるかどうかも確認させてください。

志賀谷図書文化財課長

ベビーカーを押しながら本を選ぶ形で書庫を回れるかどうかにつきましては、今のところ書庫の間隔は1.2メートルほどを考えてございますので、十分ベビーカーを押しながら回れると考えているところです。

以上です。

梶谷委員

1階と2階それぞれにベビーカー置き場をさらに設ける予定ということで、全部で30台ぐらい置けるということで認識いたしました。書庫の幅も1.2メートルあるということで確認させていただきました。ありがとうございます。

昨年の7月に子ども子育て・高齢者対策特別委員会で一宮市立中央図書館に視察へ行きました。その際に、施設の方が階段の素材をタイルにしてしまい利用者の方から階段の音が気になると多くの指摘があったことをお聞きしました。

今回の本の森ちゅうおうでは階段の素材について何か検討をされましたでしょうか。騒音については子供の声も懸念されると思います。子供の声に関しては、本の森ちゅうおうではどのくらいを想定し、どのような対応や工夫を考えられておりますでしょうか、教えてください。

志賀谷図書文化財課長

本の森ちゅうおうの床材につきましては、フローリングですとか、タイルとかございますけれども、特にお子さんの利用するフロアにつきましては転んだりということもございますので、多少クッション性のございますコルク材を使う予定でございます。

以上です。

長嶋教育委員会事務局次長

その辺りの素材につきましては、また今後営繕課等とも相談しながら、なるべく静かな素材にしてまいりたいと思います。

それから、お子さんの声につきましては、今回お子様のフロアを2階にまとめさせていただいてございます。当然、一般図書を利用するという方もいらっしゃるんですけれども、3階以上につきましては一般の方用の部分で、一番上がビジネスコーナーみたいなものを置いているという形で、エリア的に騒音の防止という面の視点は十分取り入れさせていただきますけれども、お子さんに「黙って読みなさい」と言ってもなかなかということがございます。

それから、あともう1点は、2階にお子様のフロアを設けた理由というのは、公園等に直接出られるという設計になってございます。そういった意味で、新刊本を持ち出されてしまうのは困るんですけれども、例えばちょっと古い本などはお子様に持たせて、天気のいい日などは公園のほうで読んでいただくとか、そういった形で騒音対策も含めて考えてまいりたいと考えてございます。

以上です。

梶谷委員

ありがとうございます。一応コルクを使用することで考えているということで安心いたしました。施設の方が今後の参考として一番覚えておいてほしいこととしてお話をされていましたので確認させていただきました。

一宮市立中央図書館の児童書エリアでは、天井に吸音板という音を吸収する板が備えつけられておりました。今後、もし課題となった際には吸音板も御検討いただければと思います。

そして、本の森ちゅうおうについて、最後に2点確認させてください。

平成30年9月7日の区民文教委員会の中で、階段の花壇についての安全性とロゴマークについての質疑がありました。それぞれ今後の実施設計を行う段階で決定していくと答弁がありました。実施設計が終わっている段階だと思いますが、それぞれ決定事項があれば教えてください。

志賀谷図書文化財課長

花壇につきましては、まだ最終的に決定してございません。もし設置するにいたしましても、必ず動かないような固定をしていきたいと考えているところでございます。

また、ロゴマークにつきましても、まだ決まっているものでございませんので、もしそういう場合にはお知らせしていきたいと考えているところでございます。

以上です。

梶谷委員

花壇を置くとしても動かないように安全に配慮して置くということと、ロゴマークはまだ未定ということで理解をいたしました。また、決定しましたら御報告していただけるとうれしいです。

次に、各会計予算説明書の202ページ、1、小学校管理事業、そして207ページ、3、中学校管理事業について質問いたします。

資料252に各学校のトイレの和式、洋式の数が出ております。トイレに関しては、私が小学生のときは多くが和式でした。今は和式を見かけるほうが少なく、子供の中には洋式しか利用できない子もいるそうです。ただ、足腰を鍛えるためにも和式のほうがいいという意見が少なからずあるのも認識をしております。中央区としては、今後学校におけるトイレの和式、洋式についてはどのようにお考えか、御見解を教えてください。

染谷学校施設課長

学校施設のトイレ洋式化についてであります。

本区では、平成20年頃からトイレの改修の際に、衛生面から、また一般家庭において洋式トイレが普及したこと、そして和式に対する需要が減ってきたことなどを理由にトイレの洋式化を図ってまいりました。当初はトイレの設置場所ごとに1カ所ずつや各フロアに1カ所ずつ程度和式を残していましたが、現在では100%洋式化としております。

なお、学校施設全体としてのトイレ洋式化率でございますが、今のところ約76%であります。洋式化率が40%以下である佃島小学校、佃中学校、それから月島第二小学校、月島第二幼稚園については、現在実施しております大規模改修工事においてトイレの改修を100%洋式化で計画しております。これらの改修工事が全て完了し結果が反映されるとトイレ洋式化率は全体で80%を超えることになります。また、改築中の阪本小学校及び城東小学校、そして晴海地区に新設予定の小・中学校のトイレにつきましても100%洋式化としておりますので、今後さらに洋式化率は増加する見込みでございます。

以上でございます。

梶谷委員

100%洋式にしていくお考えということで理解いたしました。小・中学校は防災拠点でもありますので、今後洋式にしていく必要があると思い今回質問をさせていただきました。ありがとうございます。

次に、各会計予算説明書の209ページ、8、保護者負担軽減について質問いたします。

中央区政年鑑令和元年版の361ページから就学援助について各項目ごとの人数まで細かく掲載されており、毎年650人ぐらいの御家庭が学習に直接必要とする物品、学用品費として援助を受けられております。新1年生にはこれに加えて別途制服代として6万7,380円支給されるそうですが、この学用品費に関しては補助対象が要保護者に準じ一定の基準に該当する者で、生活保護を受けている御家庭は対象になっておりません。生活保護を受けておられる御家庭への標準服に対する補助はどのように行っているのでしょうか、教えてください。

植木学務課長

生活保護を受けられている方につきましては、生活保護のほうからそういった必要な学用品費のほうが出ているというところになっております。その代わり就学援助のほうでは、小学生は2万円、中学生は5万円ということで生活保護の世帯のお子さんに対して給付しているものでございます。

以上でございます。

梶谷委員

小学生は2万円、中学生は5万円ということで認識いたしました。

資料263、264を拝見しても、一番高い泰明小学校の女子ですと5万6,540円かかります。洗い替えなどを購入するとさらに金額がかかります。そこで、双子や三つ子の場合は制服代が2倍、3倍と負担が大きくなりますが、多子世帯への標準服に対する補助はありますでしょうか、確認をさせてください。

植木学務課長

多子世帯に対してのそういった援助というのは、今のところはございません。就学援助のほうで、そういった多子世帯、対象の方でそれぞれ双子の方とか、そういった方がいらっしゃるのであれば、そちらについてはそれぞれ援助をするというような形になっております。

以上でございます。

梶谷委員

多子世帯への補助はないということで認識をいたしました。

入学前に大きめの制服を購入しても、成長期である小学生などは買い換えが必要な場合もあると思います。標準服が御負担になっている御家庭は少なくないと思いますし、特に多子世帯はかなりの御負担だと思います。今後、多子世帯への補助も御検討をいただければと思います。

私からは以上です。

一覧に戻る