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議事録records

令和4年 企画総務委員会(11月2日)

理事者報告

1.「中央区基本計画2023(仮称)」中間のまとめについて(資料1)
2.令和4年第四回区議会定例会提出予定議案(件名・説明)(資料2)
3.職員の高齢者部分休業の導入について(資料3)
4.令和4年特別区人事委員会等勧告概要について(資料4)
5.中央区議会議員及び中央区長の選挙における選挙運動の公費負担に係る限度額の改定について(資料5)
6.任期付職員(防災計画等担当副参事)の任用について(資料6)
7.ちゅうおう安全・安心メール等による防犯情報の配信状況等について(資料7)

議事録

梶谷委員

私からも、資料1、中央区基本計画2023、中間のまとめから質問をさせていただきたいと思います。

今回の基本計画の中間まとめ策定に際し、11月21日から12月20日までの約1か月間、パブリックコメントを実施される予定ですが、江戸時代から続く歴史と伝統と最先端のデジタルトランスフォーメーションとが共存する本区の10年後を見据えたまちづくりは、区民及び関係者の多くの皆様の御意見を踏まえたものでなければならないと思います。前回の中央区基本計画2018策定時のパブリックコメントは、前委員への答弁において、ホームページでの周知を行ったとのことですが、このときは何人の方から何件のパブリックコメントが寄せられたのでしょうか。さらに、若い世代、10代、20代からの御意見は何件ぐらいあったのか、分かれば教えてください。さらに、いただいたパブリックコメントの中で、実際に反映されたものなどがあれば、具体的に教えていただければと思います。

今後、LINEでの周知も行うとのことでしたが、周知方法に関して、もっと力を入れていただきたいと思っております。先ほども、二十歳のつどい実行委員などの意見を聞く場を設けるなど具体的なお話もありましたが、未来を担う小学生、中学生、高校生などの学生をはじめ、多くの皆さんの意見も聞くことができるように積極的に働きかけて、パブリックコメントを実施していただきたいと思いますが、本区の御見解はいかがでしょうか。

糟谷副参事(計画・特命担当)

パブリックコメントに関してお答えをさせていただきます。

前回、中央区基本計画2018の中間まとめ段階のパブリックコメントに関しては、平成29年12月16日から平成30年、年をまたいで1月9日まで行っておりまして、全体の件数としては78件の意見が寄せられております。そして、意見の提出者は何人という意味では20名、20名から78件の意見が提出されているところでございます。

ただ、このパブリックコメント自体が、ホームページから専用の様式で投稿していただくケースもあれば、お手紙やメールなどで提出していただくケースもございまして、かつホームページ上の様式は年齢欄、年齢を記載するところはあるんですけれども、任意となっていることから、大変申し訳ないのですが、年齢別の意見をカウントしているということはしておりません。

前回のパブリックコメントにおいて、78件の中で計画自体に新たに反映したものとしては、2件ございまして、計画にそもそも盛り込んでいるものが21件ございました。具体的に個別の計画に反映したところといえば、前回の基本計画2018は施設の整備計画のほうも載せておりまして、その整備計画の設置のエリア、地域をちゃんと明記するべきだというような意見がございまして、それは即座に反映しているところでございます。それ以外は、若干の文言修正、建物を建築物だとか、まちづくりだとか、そうした文言の訂正というレベルの2件になってございます。

あと、LINE以外も含めて、小中高生の意見を聞けるように積極的にということでございますが、こちらに関しても、当然、幅広い世代の意見をしっかりと捕捉していく必要がございます。LINEも比較的若い世代も含めた汎用性のあるツールですので、今回、新たに積極的に活用していくのと、あとパブリックコメント自体を周知する意味でも、区のおしらせも、前回1回しか掲載しておりませんけれども、もう一回、2回とか掲載してもいいのかなというふうにも考えてございます。そうした意味で、委員がおっしゃるように幅広い世代の意見をちゃんと聞けるように、周知活動に関しては積極的に行っていきたいというふうに考えております。

以上となります。

梶谷委員

それぞれ御答弁ありがとうございます。

パブリックコメントの広報、周知の方法については、区のおしらせ等で周知する中で、多くの方の目に入るような工夫、掲載の大きさなども考えてほしいと思います。また、年代別の統計を取っていないとのことでしたが、どの年代の方から多くパブリックコメントを寄せられたのかとか、どの年代がどの項目に関心があるかなど、今後の区政運営の中でもとても有意義なデータが得られると思いますので、ぜひ年代に対する設問も設けていただければと思います。区民及び関係者の皆様が親しみを持って気軽にコメントできる環境を整備していただき、多くの皆様から、パブリックコメントが寄せられるよう格段の御配慮をお願いいたします。

次に、基本政策2、誰もがいきいきと笑顔で暮らせるまちの障害者福祉分野について、以前から確認をしたいと思っていたんですけれども、相変わらず障害の害の字が漢字の「害」という字を使用されていて、東京オリンピック・パラリンピックを経た今、10年後の未来を見据えた本区の基本計画の中で、障害の害の字を漢字の「害」のまま使うというのは、私は非常に残念に思いました。ぜひ本区が使用する障害の害という字は、可能な限り全て平仮名の「がい」の字に変更していただきたいと思うのですが、本区の御見解はいかがでしょうか。

糟谷副参事(計画・特命担当)

御指摘いただきました障害という漢字表記に関して、広く様々な意見があるということは承知してございます。ただ、計画上、どういった記載方法を示していくのかというのは、今、所管とも調整した上で総合的に考えてこの漢字になっていますけれども、改めて所管ともしっかりと調整した上で整理をしていきたいというふうに考えてございます。

以上となります。

梶谷委員

相当数の道府県、自治体で障害の害の字の表記を平仮名に改めており、条例で改めている自治体もあります。ぜひインクルーシブの観点からも、誰もがいきいきと笑顔で暮らせる中央区となるように、障害の害の字は平仮名の「がい」と表記していくことについて、今後、前向きに御検討いただければと思います。

次に、基本政策4、災害・犯罪に強くいつまでも住み続けられるまちの中の施策4-1、防災・危機管理・生活安全から質問をさせていただきます。

まず、この施策の中で帰宅困難者対策は明記されているのですが、避難行動要支援者対策については書かれておりません。福祉保健の分野にも関わってくると思いますが、今回の中央区基本計画2023の防災・危機管理・生活安全の分野に避難行動要支援者対策も明記していただきたいと思います。きちんと明記することで災害弱者の方々の一人も犠牲者を出さないという中央区としての思いが伝わると思うのですが、いかがでしょうか。

河内防災課長

避難行動要支援者支援対策の推進に関しての位置づけでございます。

今回、施策4-1の中にも施策の体系がございまして、中間のまとめのページでいいますと104ページの中に、施策の柱、区の主な取組ということで、その上から4つ目に避難行動要支援者支援対策の推進という形で体系としては位置づけております。これは、もちろんこの対策は福祉保健部の所管だけではないよということで、きちんと防災部門としても連携を図って、この基本計画に沿って、要支援者の方々が災害時にも安心して生活できるように、避難できるように連携してやっていきたいということで、こういった形を取っていますが、表記としては同じものの再掲載となりますので、施策2-3に一括して掲載しているということです。

今後も、災害時地域たすけあい名簿であったり、個別避難計画等を充実、検討していかなければいけないと思いますので、拠点での訓練等でもしっかり連携しながら、実際に災害が起こったときにきちんと対応できるようにやっていきたいと考えております。

以上です。

梶谷委員

御答弁ありがとうございます。

この施策の中で、さらに2点要望させていただきたいのですが、まず(1)在宅避難の推進・防災意識の高揚として本区の取組が幾つか明記されているのですが、ほとんどが在宅避難に対する対策とか防災意識に対する周知について書かれているので、ぜひ推進事例の一つとして、防災用品のあっせんも加えてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。

さらに、区政世論調査でも区に特に力を入れてほしい施策として、地域の防犯カメラや街路灯設置の推進が47.0%と圧倒的に高くなっていました。犯罪のない安全・安心なまちづくりの推進の(13)の地域の防犯力の向上の中に、防犯カメラだけではなく、街路灯や防犯灯の設置についても明記してほしいと思いますが、いかがでしょうか。

河内防災課長

防災用品のあっせんについてですが、今回、今までずっと言われてきていますけれども、中央区の世帯の9割がマンションに居住しているというところであったり、昨今のコロナ禍で感染が蔓延したところもあって、改めて今回、この基本計画に在宅避難の推進という形で区の主な取組にも掲載させていただいたところです。

その中で、もちろん災害の事前の備えということで、備蓄であったり、そういったことは非常に大事だと思っていまして、防災用品のあっせんというところも備蓄を推進する一つの重要な手段だとは考えております。そのところも含めて、こちらで冊子、パンフレット、ホームページにももちろんあっせんを掲載しておりますけれども、あらゆる手段を活用して周知啓発を図ってまいりたいという趣旨でこちらに掲載しておりますので、個別の事業をこちらに上げるということは、今のところ考えていないところでございます。

以上です。

菅沼危機管理課長

私のほうから、街路灯、防犯灯という記載をという御指摘でございます。

この部分では、今、委員の御紹介がございましたとおり、地域防犯力の向上におきましては、主立った部分で防犯カメラ及び地域見守り活動という例示をしているところでございます。当然のことながら、特に冬場は暗くなるのが早いという部分を含めた地域の暗がり対策は、本当に重要な取組だということは我々も認識してございます。特に、一般的に言われる国道、都道、区道も含めましての街路灯と、特に私道の、防犯協会で設置している防犯灯という部分につきましては、やはり暗い夜道、小さなお子さんからお年寄り、女性の方を含めまして、歩きやすい安全なまちというところは、我々も着目点として持つべき話だと思いますけれども、そうした例示というまでのところではなく、現状、御紹介いただいた表現にとどめてございますので、その部分を含めましては、今後検討させていただくというふうに考えております。

以上です。

梶谷委員

もろもろお考え等は理解いたしました。

最後に、資料7のちゅうおう安全・安心メールの件ですけれども、最後の6、防犯情報の配信内容で、その他防犯情報の3件について、具体的に教えていただければと思います。お願いします。

菅沼危機管理課長

防犯情報のその他の3件の部分でございますけれども、実際上、そこの部分は、パソコンのウイルス除去をうたった偽業者に注意という案内と、それからいわゆる車上荒らし、車の中での盗難事案が発生したことを捉えての注意喚起、さらにもう一件は、年末年始の防犯対策という部分での注意喚起でございます。

以上です。

梶谷委員

もろもろ理解いたしました。ありがとうございます。

以上で質問を終わります。

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