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令和4年 決算特別委員会 (第5日 10月4日)

議事録

梶谷委員

★環境土木費

私からは、令和3年度予算において、水とみどりあふれる豊かな環境を未来へつなぐまちとして、主な事業から幾つか質問をさせていただきます。

まず、令和3年度予算において2億4,050万円を計上した公園・児童遊園の改修について質問をいたします。

老朽化した公園・児童遊園について、安全性、快適性、自然環境などに配慮した改修ということで、坂本町公園に1億6,700万円、そして佃公園に7,350万円を予算計上しました。決算書の270ページによると、全体の決算額が2億2,540万円となり、それぞれ坂本町公園が予算額と同額の1億6,700万円、佃公園が5,840万円となりました。佃公園で1,510万円の差額が出ておりますが、この不用額について教えてください。

さらに、この改修工事によってどのように改善されたのか、今後どう改善する予定なのか、併せて教えてください。

白石水とみどりの課長

公園・児童遊園の改修についてでございます。

佃公園に関しまして、予算額7,350万円に対して実際5,840万円というところですが、これは2か年の工事になってございまして、令和3年度分に関しましては前払い金の契約の差金になっております。

また、工事に際して、令和3年度変わったところですが、坂本町公園に関しましては、令和3年度で工事が完成しております。地元の方に設計の段階から入っていただいて公園を仕上げていったんですが、芝生の広場ですとか、流れですとか、そういったところで現在も維持管理の面でも地元の方々に入っていただき、有効に使っていただいているところでございます。

以上です。

梶谷委員

すみません。佃公園についても、今後どのように改善されるのか教えてください。

白石水とみどりの課長

佃公園の答弁が漏れてしまいまして、申し訳ございません。

佃公園に関しましては、現在、東地区、佃小橋を挟んで西側の部分は工事が既に完了しておりまして、水辺のスポットというか、潮の看板を使った、いわゆる干潟のようなものを整備して、そこにカルガモが居着いたりといった形で、地元の方々にも憩いの場所になっているのかなというふうに考えています。こちらの東側の部分というのは佃小橋を挟んで東側という意味ですが、この部分に関しましても、船着場の整備とか、そういったものを完了させてきまして、令和3年度に関しましては、その地上部に管理小屋、管理の建物を建てるといった工事でございまして、現在はその完成に向けて、地元、住吉講等と調整を図っているところでございます。

以上です。

梶谷委員

それぞれありがとうございます。

差額については、前払い金の差金ということで理解いたしました。佃公園の今後の改善についても理解いたしました。

老朽化した遊具を放置したり、見逃したりすることのないよう、メンテナンスは常に適切に行われ、公園・児童遊園の安全性の確保を行っていってほしいと思います。一般質問でも触れましたが、今後も安全確保を第一に、快適な公園・児童遊園であるよう、徹底した管理を行っていただきますようお願いいたします。

次に、令和3年度予算において2,470万4千円を計上した公園施設長寿命化計画の策定について質問をいたします。

公園施設の安全・安心を確保しつつ、重点的・効率的な維持管理事業や更新を行っていくために、令和2年度に行った予備調査に基づき、令和3年度で健全度調査を行って、この公園施設長寿命化計画を策定するとあり、決算書の270ページによると、この計画の策定で令和3年度で2,158万7,500円と報告されております。まず、この不用額について教えてください。

さらに、今回の策定による全体の御所感も併せて教えていただければと思います。

また、令和3年度予算において1億2,750万円を計上した事業、水の都プロジェクトの推進についてですが、決算書270ページ、水辺の環境整備として1億1,660万円と報告されておりますが、この不用額について、工事費の差金だと思いますが、この理由も併せて教えてください。

白石水とみどりの課長

まず1点目、公園施設長寿命化計画の策定についてでございます。

こちらは、令和3年度予算約2,400万円に対して、決算額は2,158万7,500円というところで、不用額に関しましては311万6,500円という形になっております。こちらの不用額については、契約による差金でございます。

また、長寿命化計画を令和3年度に策定いたしまして、先ほど委員が御紹介のとおり、令和2年度に予備調査を実施して、令和3年度に健全度調査及び長寿命化計画を策定いたしました。これに基づいて、公園の遊具等も含めて、公園における全施設、約8,400ぐらいございますが、こちらの施設について適切に対応していっているところでございます。

また、もう一点ございました水辺環境の整備についてでございます。

こちらは朝潮運河の晴海一丁目の部分で、現在、整備中でございまして、令和3年度の予算が1億2,750万円ですが、令和3年度決算額1億1,660万円ということで、不用額の1090万円に関しましては、これは工法で、当初予算時は水上からの工事も予定していたんですが、実際は陸上からの工事ということで可能になったので、こういった部分も含めて不用額が出ているところでございます。

また、水辺環境の整備に関しましては、区と東京都港湾局が連携して進めている事業でして、いよいよこの10月に晴海二丁目の部分がオープンいたしまして、延長約270メートルの水辺のテラスが出来上がるという形になってございます。

以上です。

梶谷委員

まず、公園施設長寿命化計画の不用額については契約差金、そして、水の都プロジェクトの部分では水上からの工事が陸上からの工事になったことによる差金ということで理解いたしました。公園施設の安全・安心を確保しつつ、長く施設を利用していくための維持管理は大変重要な事業ですので、今後もよろしくお願いいたします。

次に、令和3年度予算において242万4千円を計上した充実事業、「中央区の森」森林保全活動地域の拡大について質問いたします。

令和2年4月に新たに協定を締結した檜原村の本宿地区4.6ヘクタールにおける歩道整備、間伐として本予算が計上されました。決算書264ページ、2の地球温暖化対策推進事業、(2)中央区の森の推進として5,721万7,701円が報告されており、この決算額の中にこの充実事業分も含まれていると思いますが、本充実事業の決算額について教えてください。そして、中央区の森事業の現在の取組状況、今後の進め方についても併せて教えてください。

武藤環境課長

中央区の森の取組についてでございます。

現在、中央区の森では4地区について森林保全活動をしておりますけれども、その保全活動についての決算として出ているのが、こちらの森林等の保全支援ということになります。

今、御紹介いただいた本宿地区の整備についてですけれども、令和2年度に協定を締結しまして、同年に整備計画を立てたところでございます。昨年から実際整備を始めておりまして、約250万円の使い道ですけれども、間伐と歩道新設で活用したところでございます。それ以外のところにつきましても、特に数馬地区、南郷地区はもう整備が一巡しておりますので、現在は小規模の間伐、維持管理を中心に行っているところでございます。もう一つ、矢沢地区においては、令和2年度、3年度に大規模な間伐をしまして、今後、植樹等をして保全を図っていく予定でございます。

以上でございます。

梶谷委員

本事業の充実事業の決算額は250万円ということで合っていますか。すみません。ちょっと聞き逃してしまいました。ごめんなさい。

武藤環境課長

新規で整備を始めたのが本宿地区になりまして、今おっしゃっていただいた約250万円の経費というのは、そちらで使用したという形になります。

以上でございます。

梶谷委員

ありがとうございます。

次に、令和3年度予算において、魅力ある都市機能と地域の文化を世界に発信するまちとして、主な事業から幾つか質問させていただきます。

環境にやさしい道路の整備として、令和3年度予算において8,033万8千円を計上しております。低騒音舗装や遮熱性舗装の環境にやさしい舗装技術を導入し、道路交通による騒音の抑制やヒートアイランド現象の緩和を図り、本事業の決算額が5,500万2,200円となっております。そして、にぎわいのある道路の整備として、令和3年度予算において4,219万3千円を計上しており、区民や街行く人々が憩いと安らぎを感じるとともに、本区にふさわしいにぎわいを創出するため、道路のカラー舗装を行い、上質な道路空間を整備する本事業で決算額が3,699万800円となっております。それぞれの執行状況、不用額について教えてください。

さらに、令和3年度予算において1億2,936万円を計上した街路環境(シンボルロード)の整備については、歴史や文化などの地域の強みや特徴を生かした都心の顔にふさわしい空間として、街路環境(シンボルロード)を整備し、決算額が7,730万円と報告されております。こちらの不用額についても、併せて教えてください。

そして、本区の道路基盤整備について、全体の課題や今後の方向性を教えてください。

金広道路課長

まず、環境にやさしい道路の整備につきましては、令和3年度、人形町付近で遮熱性舗装、それから低騒音舗装を施工してございまして、不用額が約2,500万円ほど発生しております。こちらにつきましては、全て入札による契約差金により発生したものでございます。

続きまして、にぎわいのある道路の整備につきましては、不用額が約520万円ほど発生してございます。こちらにつきましては、当初予定していた路線の中で新たに建築工事が発生してしまったために、そこを整備することによって、また建築業者のほうで道路の掘り返しが発生するということで、一部、施行区域の見直しを行ったことによります減額でございます。

続きまして、街路環境の整備、シンボルロードの整備でございます。

こちらにつきましては、令和3年度支出が7,730万円となっております。当初予定していた工事よりも進捗状況が大分遅れまして、出来高が上がらなかったことによります前払い金のみの支出ということで、当初予算額が1億2,900万円だったんですが、前払い金のみ支出をし、残りの部分については、令和4年度に繰越しを行っております。こちらにつきましては、歩道の電線共同溝に伴う道路の整備として行っております。

最後に、道路全般、今後の道路整備についてというところでございますが、先ほどから答弁させていただいていますバリアフリー、要は人にやさしい道路あるいは環境にやさしい道路、にぎわいのある道路、そして街路環境の整備につきましては、引き続き計画的に事業を推進してまいりたいというふうに考えております。また、環境にやさしい道路の整備につきましては、遮熱性舗装がやはりメインだったんですが、遮熱性舗装の塗料がだんだん薄くなっているところもございまして、今後の維持管理については、十分検討していく必要があるかなというふうに思っておりますが、いずれにしましても、中央区として、道路からにぎわいが創出でき、なおかつ安心・安全に道路を利用できる、そういった道路空間の整備に努めてまいりたいと考えております。

以上です。

梶谷委員

それぞれありがとうございます。

まず、環境にやさしい道路の整備の差額2,500万円は契約差金、にぎわいのある道路の整備については、一部施工区域の見直しによる差金、そして、街路環境(シンボルロード)については、前払い金のみで、残りが令和4年度に繰越しということで理解いたしました。

前委員からも歩行空間の整備について質疑があり、日常的、定期的な点検についてのお話も先ほどありましたが、歩行者の安全確保と同時に、自転車の走行の安全確保等があり、その上で空間整備が実施され、にぎわいが創出されるよう、今後とも取り組んでいただきたいと思います。

最後に、令和3年度予算において2,000万円を計上した新規事業、鉄道駅総合バリアフリー推進事業補助について質問をいたします。

鉄道事業者が行う鉄道駅バリアフリー化に対して、経費の一部補助としてJR総武線馬喰町駅におけるエレベーター整備に向けて、令和3年度は設計を行うための予算計上でした。決算書268ページには、本事業に対し、決算額がゼロ円という報告がされております。本事業が令和3年度に行われなかったという認識で合っていますでしょうか。この事業についての現状、今後の予定を教えてください。

落合交通課長

鉄道駅のバリアフリー化の補助金についてでございます。

こちらにつきましては、委員御案内とおり、JR総武線の馬喰町駅でのエレベーターの設置に向けた設計を行うといったものでございました。しかしながら、コロナの影響を受けまして、JRの経営悪化により執行できない状況になったところでございます。今後につきましては、本年度、基本設計を行い、来年度、詳細設計、それ以降にまた整備を行っていくというふうに聞いているところでございます。

以上でございます。

梶谷委員

馬喰町駅の長年の課題であるバリアフリーの徹底が速やかに完了するように、今後とも本区としても積極的に関与し、取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。

以上で終わります。

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